2014年 開成中『算数』入試分析
前年とちがって、例年通り大問4つの構成に戻った。大問一を手早く済ませたい。
大問2は三角すいを上下に重ねる問題。今年の灘の2日目大問5に近いが、それと比べれば難易度はさほど高くない。ていねいに作図をすれば得点可能。大問三は変則的な時計算。
(1)と(2)については、短針・長針・秒針の動くスピードが変わっただけ(比をうまく使おう)といえるが、(3)には複雑なパターンをていねいに書き出したうえで解いていく必要が出てくる。他の問題を先に終わらせるべき。
大問四は昨年の麻布に触発されたかのような、八面ダイスの問題。ただし問われているのは数の性質がメイン。実物が用意できるものについては、他の学校で出たものも買ってみていろいろ眺めてみるのもいいだろう。 最後に展開図の問題があるので、立方体だけでなく正八面体の展開図についても学習しておきたい。