2013年 桜蔭中『理科』入試分析

全体としては、昨年と同等程度の易しい問題だったといえる。受験生は基本的な知識を確実におさえていくとともに、実験結果を読み取る・長い問題文の意図をしっかりと把握するといった力を伸ばしていっていただきたい。

地学(岩石・地層)一般
問1は変成岩の生成過程を問う出題。やや細かいが、大理石の生成を問う出題など、過去の入試問題演習で目にしたことのある受験生もいたかもしれない。
問2以降は平易な問題が続いている。問7の「かぎ層」は、示準化石と同じ利用の仕方とわかれば容易。

昆虫およびその生態観察実験について。
問1-4は基本レベル。
問5はミツバチを果樹栽培時の受粉者として利用できることに気づけるか。
問6・7は実験結果を見比べる問題。条件を照らし合わせて、同じ条件の要素を消去していく。条件が異なるときに、優先されるのはどちらなのかを読み取れるかがカギとなる。
たとえば形は実験5、においは実験6で判断できるし、色については実験1と3を比較していく。形・におい・色の優先順位も同じように実験結果を比較して導き出していこう。

熱の伝わり方
問1-4は基本レベル。
問5は下の実験との比較をする際に、実験開始の時点の温度・重量ともに異なる点に留意。 問6温度変化についての比例配分の問題。鉄の両が2倍になっているので、温度変化は1:10だが、実際は1:5となる。
問7や問8も問6と同様に、重量差に着目する必要がある。苦労した受験生も多いだろう。
問9は、ガラス容器の方が熱を伝えやすい→容器全体の温度が下がりやすくなることに気づければ解答しやすい。

コイルを流れる電流の向きと磁界の関係の問題
全体的に平易。右ねじの法則を使えば解きやすいはず。

時事問題
けっして難しいものではないので確実に得点しておきたい。
試験開始時にざっと問題全体に目を通し、ここから得点して弾みをつけた受験生もいるだろう。



2013年

開成中
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