昨年に続き、全体的に易しい内容。新6年生がいまチャレンジしたとしても、得点できる問題が多い。これからの受験生が意識しなければいけないのは以下の2点といえる。
化学の問題。奇しくも桜蔭中と同じく、アルミニウムに塩酸をかけた際の反応がテーマだが、開成中の受験生ならば完答できて当然の内容。計算も複雑ではない。
生物の問題。長めの問題文があるが、落ち着いて読み取れば自然と答えが導き出される。むしろ問1問2の知識問題のほうが答えにくいだろう。アサガオ・チューリップ・タンポポいずれも頻出の植物なので、花・葉・根・種子の特徴をきちんとおさえておきたい。
電熱線の発熱に関する問題。ごくごく基礎的な知識を元に、問題文の流れに乗れば、完答は十分に可能。
歌の歌詞にちなんだ出題だが、問われている内容そのものはけっして難しくない。毛色の違う出題形式の惑わされないことが肝要。何を問われているのか、問題文の中に隠されたヒントは何かを、きちんと拾っていけば完答できる。