暗記分野でも一生懸命に考えよう。
本格的な受験勉強は4年生からはじまりますので、学習会でも4年生からの入塾をおすすめしています。ですがそれは「早くスタートを切ることでアドバンテージを得るため」ではありません。面積や小数・分数といった「概念の習得」をする時期こそ、ベテラン講師の指導の元で正しく勉強してもらいたいからです。
トップクラス以外はキャリアの浅い先生が授業を担当。確認テストを目指した指導となります。校舎によってはクラス替えに振り回されたり、いわゆるお客さん状態になってしまう生徒も出てきます。
「覚えてこなかったから」という理由で叱られるのではなく、「考えていないから」という理由で叱られるのが学習会の授業です。憶えて当てはめるではなく、考えて解くことを習慣にしていきます。
「面積」「角度」「品詞」など概念を正しく理解することを求めます。構造、本質、概念など根本的な理解を深めていくことで、最終的にどんな問題でも解けるようになる土台づくりをしていきます。
1つの解き方を教わるような授業しか知らない子どもは、最初は戸惑うかもしれません。ですが、ギャップを感じていたお子さんも、すぐに「自分の考えたいように解いていいんだ」と、生き生きと授業に参加するようになる――それが学習会の授業です。
単に答えが合っているかどうかではなく、思考のプロセスに興味を持ってください。なぜその答えに至ったのか掘り下げてみてください。そういうやり取りの中で気付きがあり成長することができるのです。中学受験では、日本のことや身の回りのことが大事にされます。四季のことなど自然現象についてや日々の出来事について、日常的に会話をするよう心がけましょう。社会的、あるいは理科的な興味・関心を育てていくことも4年生では大変重要です。
転塾をお考えの方は
大手塾では、3年生・4年生ではキャリアの浅い先生が担当します。単なる先取りの詰め込みをしている授業も多いようですが、それでは入試に通用する実力は育てられません。入塾の合否でも知識は重視しません。ベテラン指導者による本物の指導にご期待ください。