学年別指導方針
5年生 指導方針

答えを導き出すプロセスを重視しよう。

中学受験のカリキュラムは「4年生からの3年間」で組まれるケースがほとんどです。ですが定期的に復習する機会が設けられていますし、講習会など総復習の機会もあります。大切なのは学習習慣と、中学受験の動機です。5年生・6年生は、入塾前に必ず本人を交えた面談をし、状況について確認させていただきます。

単元の習得と反復練習、テストでの確認、解説、が基本的な流れです。クラス分けテストに向けた勉強に終始しないよう注意が必要です。塾向けの勉強に追われている生徒は、単元別の授業が終わり、総合問題に切り替わる6年生の前半で大きく塾内の順位を落としてしまいます。

1校舎1学年の人数が最大化し、トップクラスと最下位クラスで固定している生徒以外は、大きく流動化します。実は100人単位で生徒を抱えている先生のほとんどは、生徒の様子を把握しきれていません。そうなると、生徒はわからないままどんどん行き詰ってしまいます。

基礎的な問題の反復練習よりも、応用問題にじっくりと取り組みます

応用問題を解くには「確固たる基礎」を元として「しっかり考えること」が必要になります。基礎的な要素を組み合わせて解くことができれば「考えて解くことの楽しさ」を実感できますし、考えに考え抜いて正解にたどり着けなかった場合の悔しさは、基礎の定着度をぐっと引き上げることとなります。

「覚えてから考える」のではなく「考えるから覚える」

授業では教科を問わず、「考えること」を徹底的に重視します。暗記の要素が強い理科・社会でも、「こうしたらどういう反応になるか」や「この時代の社会構造はどういったものか」ということを考えることで、はじめて入試の場でも自在に引き出せる、質の高い基礎として定着するのです。

クラス分けについて

最大2クラスまでとし、頻繁なクラス分けはしません。授業を担当する先生はもちろんのこと、教室長も含め子ども一人ひとりの状況を共有しながらサポートしていきます。進度の差については、宿題でも管理できますし、授業中でもヒントの量などでもコントロールできますので大した問題でもありません。経験の浅い先生の下では、クラスをいくつ分けても同じことです。

習っていない単元について

この時期には、知っている・知らない、覚えている・覚えていないということにはさしたる意味を持ちません。最も大切なことは考える習慣です。重要な項目については宿題で管理し、場合によってはワンポイントでの個別指導などで対応いたしますのでご安心ください。

塾で扱う内容が中学受験らしくなり、やらなければならないことも急激に増えますが、焦りは禁物です。ここで目先の学習に走ってしまっては、6年生での飛躍は望めません。じっくりと力を蓄え、できることを着実に増やし、受験学年になる準備をしましょう。6年生に備え、後半は徐々に負荷をかけていきます。できるだけ状況について共有しながら進めていくことが肝心です。気になることがあればご相談ください。

転塾をお考えの方は

転塾を検討した方が良いケース
大手塾でトップクラスに常駐しているのであれば、転塾する必要はありません。中位から下位のクラスで「お客さん」状態になってしまっている場合は、レベルの合う面倒見の良い個人塾を探すのも良いでしょう。注意が必要なのは、上位1/4くらいをウロウロしている場合です。素質が悪くないのに、組分けテストのための勉強に終始してしまっているケースが多くあります。これでは全く実力を伸ばせません。

解き方が変わることで子どもが混乱しないか
問題の解き方は1つではありません。1つの解き方を憶えるような勉強では、考える力を鍛えることはできませんし、多様な入試問題には対応できません。学習会では多様な解き方を許容します。講師の解き方に生徒を当てはめるのではなく、生徒が自分で思考の幅を広げていけるように指導していきます。



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